2023年5月30日 / 最終更新日時 : 2023年5月30日 sokei 和歌 松の落葉 その21 あその浪野にて 191 こきめくる あまの小舟の 跡もな志 波野のはらの 秋のよの月 漕ぎ廻る 海女の小舟の 跡もなし 波野の原の 秋の夜の月 注) 浪野(なみの)=阿蘇市波野。 秋 […]
2023年5月27日 / 最終更新日時 : 2023年5月27日 sokei 和歌 松の落葉 その20 籬 中 月 179 もゝ草の 露のまかきに 秋の夜は 月の花さへ さきそはりつゝ 百草の 露の籬に 秋の夜は 月の花さえ 咲き添わりつつ 注) 籬(まがき)=竹・柴などを粗く編んで作った垣。 180 […]
2023年5月24日 / 最終更新日時 : 2023年5月24日 sokei 和歌 松の落葉 その19 庭 月 170 こゝろ志て 疊める岩も せく水も 月見るための 庭にや有らむ 心して 畳める岩も 塞く水も 月見る為の 庭にやあるらん 注) 疊める岩(たためる岩)=敷石などを敷くこと。 171 野 […]
2023年5月23日 / 最終更新日時 : 2023年8月1日 sokei くずし字解読 当家に関わる諸控 その3 くずし字解読 元治二年改 元治二年(1865)に検査しました。 知行高五百石 知行高500石について 高 六拾四石八斗之内 高 64石8斗の内 一 米拾七石六斗 五拾俵ト壱斗 五町手永 庄村 一 米 17石6斗 50 […]
2023年5月21日 / 最終更新日時 : 2023年5月21日 sokei 和歌 松の落葉 その18 松 の 落 葉 秋 歌 秋 露 162 なにとなく 草葉よりまつ 於きそめて 袖になれゆく 秋乃白露 何と無く 草葉よりまづ 置き初めて 袖に慣れゆく 秋の白露 閑 […]
2023年5月18日 / 最終更新日時 : 2023年5月18日 sokei 和歌 松の落葉 その17 麥 150 はな衣 ぬきかえ志日は ほとなきに 門田の麥生 色つきにけり 花衣 脱ぎ換えし日は 程なきに 門田の麦生 色付きにけり 注) はな衣(花衣)=はなやかな衣。花色の衣。 門田の麥生(もんだのむぎ […]
2023年5月15日 / 最終更新日時 : 2023年5月16日 sokei 和歌 松の落葉 その16 簾に葵かけたる家あり 140 祈れたゝ 二葉にかけて いよ簾 かみと君との 御代にあふひを 祈れ唯 二葉に掛けて 伊予簾 神と君との 御代に逢う日を 注) 二葉(ふたば)=二葉葵。 いよ簾(伊予簾)=伊予 […]
2023年5月12日 / 最終更新日時 : 2023年5月12日 sokei 和歌 松の落葉 その15 馴 花 132 ゆふ月夜 かすむあ志たも なれ/\て 花に盡さむ 春の日数を 夕月夜 霞む朝も 慣れ慣れて 花に尽くさん 春の日数を 注) 夕月夜。 あ志た(あした)=朝。 待 […]
2023年5月9日 / 最終更新日時 : 2023年5月9日 sokei 和歌 松の落葉 その14 花 浪 121 かせさそふ 花の木かけは 心なき 袖にもよする はなの志ら浪 風誘う 花の木陰は 心なき 袖にも寄せる 花の白浪 注) 心なき(こころなき)=趣を解さない。物の風情がわからない。 […]
2023年5月6日 / 最終更新日時 : 2023年5月6日 sokei 和歌 松の落葉 その13 折 花 112 さくら花 見せはやひとに 永き日も あかぬ心を 折かさ志つゝ 桜花 見せばや人に 永き日も 飽かぬ心を 折挿頭しつつ 注) 見せはや(見せばや)=見せたいものだ。 折かさ志つゝ(折挿 […]