2022年4月17日 / 最終更新日時 : 2022年4月23日 sokei 一口メモ 寒山詩偈賛讃歌 56 266 明月清風是我家 明月清風是れ我が家。 にごる世も 月と水とを 友として すぐる家居は ちりもなきかな けがれた世の中でも、月と水、すなわち自然に絶えず接して過せば、自分の家はちり一つない清らかな住まいとなるだろう […]
2022年4月14日 / 最終更新日時 : 2022年4月23日 sokei 一口メモ 寒山詩偈讃歌 58 276 山水不移人自老 山水移らず人自ら老ゆ。 いくよろず みやまに年を 重ね來て われより後の 人おくりけむ 多くの歳月をこの人里離れた深山で生活しているうちに、いつの間にか自分よりあとから生まれた人々が、先立たれたの […]
2022年4月11日 / 最終更新日時 : 2022年4月23日 sokei 一口メモ 寒山詩偈讃歌 54 256 一選嘉名喧宇宙 五言詩句越諸人 一たび選ばれて嘉名宇宙に喧し(かまびすし=やかましい)。 五言の詩句諸人に越ゆ。 散りはてヽ 後こそしらめ 匂ふとも みもなき花は かひなかりしと 匂いが残っていても、結実しない花 […]
2022年4月5日 / 最終更新日時 : 2022年4月23日 sokei くずし字解読 寒山詩偈讃歌 52 246 為報後來子 何不讀古言 為に後來の子に報ず。 何ぞ古言を讀まざる。 あたら世を 過すなよ人 いにしへを たづねて今を しるべかりけり せっかくの大切なこの世の時間を無駄にすごしてはならない、古の教えや歴史を学んで […]
2022年4月2日 / 最終更新日時 : 2022年4月23日 sokei くずし字解読 寒山詩偈讃歌 51 241 我見人轉經 依佗言語會 我人の經を轉ずるを見るに、 佗の言語に依つて會す。 こヽろにも あらで口にて よむ經は 功徳もさらに なしとしらずや うわの空で棒読みするお経は、功徳なんぞ一向に得ることはできない、という […]
2022年4月1日 / 最終更新日時 : 2022年4月29日 sokei くずし字解読 三斎樣よりの御書 1 くずし字解読 以上(御目見以上) いじょう お目身以上、すなわち将軍に謁見する資格のある者。ここでは細川忠興公であることを意味します。 為見廻差越 みまわりさしこしなされ 見回り役を飛び越えて 使者糟漬之鮑 ししゃ、かす […]
2022年4月1日 / 最終更新日時 : 2022年5月2日 sokei くずし字解読 三斎樣よりの御書 2 くずし字解読 三斎樣ゟ之 御書 三通 さんさいさま、よりの、おんしょ、さんつう これは包み紙です。三斎樣からの書状3通。 尚々不及申 なおなお、もうすにおよばず ことさら申すまでも無く 今度香春ニて申付候 このたび、かわ […]
2022年4月1日 / 最終更新日時 : 2022年6月18日 sokei くずし字解読 三斎樣よりの御書 3 くずし字解読 以上 いじょう 以上。この「以上」は手紙を書き終わった後で書かれたもののようです(花岡興史先生のご指摘です)。 為昇進之祝儀 しょうしん、これ、しゅうぎのため 昇進の祝いとして 百疋至来喜 ひゃっぴき、とう […]
2022年4月1日 / 最終更新日時 : 2022年4月23日 sokei 一口メモ 寒山詩偈讃歌 57 271 解用無方處處圓 用ふることを解(げ)すれば無方にして處處圓(まどか)なり。 こヽろして 照さゞりせば 月と日の ひかりもくまは あるべきものを 月や太陽でも注意深く照らすことを怠れば、その光に隈(陰り)が生じてし […]