2022年11月4日 / 最終更新日時 : 2022年11月4日 sokei くずし字解読 肥後先哲偉蹟原稿 その3 くずし字解読 無之、事を取り捌可、賞誉一條ハ、同藩小坂半之允なる (何の支障も)なく、物事を処理しようとする。賞誉(しょうよ=褒めたたえる)に値する例として、同じ藩の小坂半之允という 仁、躰ハ千石を知行して、一ト意地有之 […]
2022年11月1日 / 最終更新日時 : 2022年11月1日 sokei くずし字解読 肥後先哲偉蹟原稿 その2 くずし字解読 其砌須佐美方嫁ニ而居たりし人の咄を、後年直(ひた)と聞きたり、 その砌(みぎり=折り)須佐美家の嫁でいた人の話を、後年になって直々に聞きました、 如何なる値遇なりしや、是権右衛門の一徳なるらん、同人第一之公 […]
2022年10月29日 / 最終更新日時 : 2022年10月29日 sokei くずし字解読 肥後先哲偉蹟原稿 その1 くずし字解読 一 高見権右衛門儀和田庄五郎<母方苗家高見を唱改名権右衛門ト>九代目ニ而、大組附踏出御使番、 一 高見権右衛門は和田庄五郎<母方の苗字である高見と改名、名前は権右衛門と言う>九代目にして、大組附の踏出(ふみ […]
2022年4月17日 / 最終更新日時 : 2022年4月23日 sokei 一口メモ 寒山詩偈賛讃歌 56 266 明月清風是我家 明月清風是れ我が家。 にごる世も 月と水とを 友として すぐる家居は ちりもなきかな けがれた世の中でも、月と水、すなわち自然に絶えず接して過せば、自分の家はちり一つない清らかな住まいとなるだろう […]
2022年4月14日 / 最終更新日時 : 2022年4月23日 sokei 一口メモ 寒山詩偈讃歌 58 276 山水不移人自老 山水移らず人自ら老ゆ。 いくよろず みやまに年を 重ね來て われより後の 人おくりけむ 多くの歳月をこの人里離れた深山で生活しているうちに、いつの間にか自分よりあとから生まれた人々が、先立たれたの […]
2022年4月11日 / 最終更新日時 : 2022年4月23日 sokei 一口メモ 寒山詩偈讃歌 54 256 一選嘉名喧宇宙 五言詩句越諸人 一たび選ばれて嘉名宇宙に喧し(かまびすし=やかましい)。 五言の詩句諸人に越ゆ。 散りはてヽ 後こそしらめ 匂ふとも みもなき花は かひなかりしと 匂いが残っていても、結実しない花 […]
2022年4月5日 / 最終更新日時 : 2022年4月23日 sokei くずし字解読 寒山詩偈讃歌 52 246 為報後來子 何不讀古言 為に後來の子に報ず。 何ぞ古言を讀まざる。 あたら世を 過すなよ人 いにしへを たづねて今を しるべかりけり せっかくの大切なこの世の時間を無駄にすごしてはならない、古の教えや歴史を学んで […]
2022年4月2日 / 最終更新日時 : 2022年4月23日 sokei くずし字解読 寒山詩偈讃歌 51 241 我見人轉經 依佗言語會 我人の經を轉ずるを見るに、 佗の言語に依つて會す。 こヽろにも あらで口にて よむ經は 功徳もさらに なしとしらずや うわの空で棒読みするお経は、功徳なんぞ一向に得ることはできない、という […]
2022年4月1日 / 最終更新日時 : 2022年4月23日 sokei 一口メモ 寒山詩偈讃歌 57 271 解用無方處處圓 用ふることを解(げ)すれば無方にして處處圓(まどか)なり。 こヽろして 照さゞりせば 月と日の ひかりもくまは あるべきものを 月や太陽でも注意深く照らすことを怠れば、その光に隈(陰り)が生じてし […]
2022年3月30日 / 最終更新日時 : 2022年4月23日 sokei くずし字解読 寒山詩偈讃歌 50 236 出家弊己身 誑俗將為道 出家して己が身を弊(やぶ)り、 俗を誑(いつは)つて將(も)つて道と為す。 世の人を さとす身にして よの人に さとされて過す すみぞめの袖 世の中の人に、道理を教え導く立場にありながら、 […]