伊勢参宮日記 その16

熊本大学附属図書館所蔵 高見家文書 #5018-1
行く。夕、寺田ニ抵り暫時尓し天、帰宿。夕、野田、狩野、         行く。夕、寺田(弘)の所に立ち寄り、しばらくして宿に帰った。夕方、野田、狩野、
正弘来。十時過散。(林)正弘が来た。10時過に別れた。
廿六日晴。早朝今戸邸ニ伺候。御茶、菓、酒肴を給不。26日晴れ。早朝に今戸邸に伺った。御茶やお菓子、酒肴を戴いた。
午后、寺島蘭荘に會春。黄邨、天雨、蘇山、書画午後、寺島蘭荘に会った。(向山)黄邨、(児玉)天雨、蘇山(中西牛郎)達と、書画に
揮毫。夕七時過帰留。筆をふるった。夕方7時過ぎに帰る。
廿七日晴。早々、高崎知事ニ暇乞。田中教會長ニ行、27日晴れ。早々と、高崎東京府知事に暇乞いをした。田中教会長の所にもに行き、
暫時談話。石井、児玉ニ行。又、古荘ニ抵り、夫よりしばらく話をした。石井、児玉(天雨)の所に行く。又、古荘(嘉門)の所に至り、そこから
元田離、杯ニ行、寛話。杉村大八、同席。主人の車元田と別れ、一杯飲みに行き、くつろいだ話をした。杉村大八も同席した。主人(杉村大八?)の車
尓て帰宿。午后八時で、宿に帰った。午後8時だった。

3行目の「今戸邸」は、細川家十一代藩主の細川慶順/細川韶邦公の御屋敷ですが、この当時は公は既にお亡くなりになっていることから、ご婦人の峰様が応対されたと思われます。

4行目の揮毫を行ったメンバーは、書家(天雨)、宗教家(黄邨、蘇山)と著者です。

この三日間は、東京を離れる直前であったため、これまで面談した人々との往来が激しくなり、多忙な時間を過ごしたように見受けられます。

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