当家に関わる諸控 その14
くずし字解読
壱人 嫡子二男弟有已下右ニ準ス | 1人 長男、二男及び弟が既に居る場合は前行の下に準じます。 |
何之何某 | 何の誰それ |
右之通ニ御座候以上 | 右の通でございます。 以上 |
年号十二月 高見権右衛門 判 | 和暦何年十二月 高見権右衛門 判 |
御奉行方ハ改而之事(?) | 奉行の人達は改めて確認しておくこと(?) |
御奉行衆中 | ご奉行の皆さんへ |
半切 | 半切(全紙・4尺画仙をタテ半分に切ったもの)の和紙 |
覚 譜代之家来人別達ハ一年越達之筈 | 覚 代々の家来の人達は、一年を通じて行き着く筈です。 |
一 譜代之家来何人 | 一 代々の家来は何人 |
内 <給人段 何某> | その内 <所領を与えられた人達は 誰それ> |
右之通ニ御座候以 | 右の通でございます。 以上 |
年号文久ニ年戌十二月相達候事 | 年号文久2年いぬ年12月に叶いました。 |
十二月 高見権右衛門 | 12月 高見権右衛門 |
半切 | 半切の和紙 |
覚 | 覚 |
一 乗馬何疋 <何毛 何歳> | 一 乗馬用の馬何匹 <毛の色 何歳> |
但 何年何月以来乗通、又ハ何年何月ゟ牽入 | 但し 何年何月以来乗り通しました。又は、何年何月より引き入れました。 |
右之通ニ御座候以上 | 右の通でございます。 以上 |
四月 高見権右衛門 | 四月 高見権右衛門 |
一口メモ
5行目の「御奉行方ハ改而之事」の解読と対訳は自信がありません。7行目までは、奉公人の報告で、これに続いて、家内の人員と馬の疋数の報告の書式の説明の様です。