十代 高見権右衛門武棟 (12)

熊本大学附属図書館所蔵 高見家文書 #1001

同御小袖同縮緬御袷羽織被下置候事同月十二日死去行年六十二歳熊本

高麗門妙立寺ニ葬

法名 眞性院殿自詮義順日達居士

宮  初桃 母武久実女 寿喜 文政七年甲申二月十三日出生初免    平野常之助ニ

   嫁シ後離縁 明治二十七年五月二日卒 高麗門妙立寺二葬

   法名 智慶院妙従日悟大姉

くずし字解読

同月十二日死去行年六十二歳(どうげつ、じゅうににち、しきょ、こうねん、ろくじゅうにさい)。万延2年(1861年)2月12日死去。享年62歳であった。

高麗門妙立寺ニ葬(こうらいもん、みょうりゅうじ、にほうむる)。妙立寺葬。現存しています(熊本市中央区横手1丁目12-25) 

法名 眞性院殿自詮義順日達居士(ほうみょう、しんせいいんでん、じせん、ぎじゅん、にったつ、こじ)。法名は、眞性院殿自詮義順日達居士。

宮 初桃 母武久実女 寿喜(みや、はじめ、もも、はは、たけひさじつじょ、すき)。宮。幼名は桃。母は九代高見武久の子で、寿喜という。 十代は寿喜に婿入りした養子。

嫁シ後離縁(かし、のち、りえん)。平野常之助に嫁入りしたが、その後離縁した。

法名 智慶院妙従日悟大姉(ほうみょう、ちけいいん、みょうじゅう、にちご、だいし)。法名は、智慶院妙従日悟大姉である。

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