2023年4月12日 / 最終更新日時 : 2023年4月12日 sokei 和歌 松の落葉 その5 残 雪 031 き江残る 高根の雪の それにさへ また春さむき 程そ志らるゝ 消え残る 高嶺の雪の それにさえ 未だ春寒き 程ぞ知らるる 032 都人 はやわかなつむ 春そとも 志らぬみやまの ゆきの […]
2023年4月9日 / 最終更新日時 : 2023年4月9日 sokei 和歌 松の落葉 その4 水 邊 欸 冬 020 立よりて 井出の川水 結ふ手の 志つくより散る やまふきの花 立ち寄りて 井出の川水 結ぶ手の 雫より散る 山吹の花 注) 井出(いで)=水の流れを堰き止めてためているところ(井堰 […]
2023年4月6日 / 最終更新日時 : 2023年4月6日 sokei 和歌 松の落葉 その3 梅 香 留 袖 011 あかさり志 心やこゝに 留るらむ 見志はきのふの 袖の梅かゝ 赤去りし 心やここに とめるらん 見しはきのうの 袖の梅が香 注) あかさり志(赤去りし)=紅梅の花が見えなくなって。 […]
2023年4月3日 / 最終更新日時 : 2023年4月3日 sokei 一口メモ 松の落葉 その2 松 の 落 葉 春 歌 鶯 千 春 友 001 これのみや ちとせの春の 友ならむ なれ志のきはの 黄鶯の聲 これのみや 千年の春の 友ならん 慣れし軒端の こうおうの声 注) 黄鶯(こう […]
2023年3月31日 / 最終更新日時 : 2023年3月31日 sokei 一口メモ 松の落葉 その1 一口メモ 上記小冊子(93X175X5mm)は、明治42年7月20日に、福井市の岡崎活版所で印刷された非売品の書物です。内容は、当家十代の本家である志方十兵衛の孫にあたる志方半兵衛之教(軸人)が歌った和歌350首を、その […]
2023年3月28日 / 最終更新日時 : 2023年3月28日 sokei くずし字解読 古今集序 その3 くずし字解読 本文 頁3 し無こゝ呂・こと葉於不く、さ しぶ心・言葉多く、さ 満ゞに、な李尓計る。と不き處 まざまに、なりにける。遠き所 裳、出多徒あし毛とよ里なり天 も、出で立つ足下(あしもと)より始なりて 年月越わ多 […]
2023年3月25日 / 最終更新日時 : 2023年3月25日 sokei くずし字解読 古今集序 その2 くずし字解読 本文 頁2 者、歌奈理。こ野宇多、安女 は、歌なり。この歌、天(あめ) 徒知の飛良介者し末里介流 と地の開け始まりける 時よ李、い天幾尓介里。志可安禮 時より、出で来にけり。しかあれ 登母、世尓徒多◯る事、 […]
2023年3月22日 / 最終更新日時 : 2023年3月29日 sokei くずし字解読 古今集序 その1 くずし字解読 巻頭 於も可介乎かひ那しつる毛の な李 面影を甲斐なくしてしまった者である。 大正三年十二月廿七日 しる須 大正三年十二月廿七日 記す 本文 頁1 古今集序 古今集序 やま登宇堂盤、人野 […]
2022年11月22日 / 最終更新日時 : 2022年12月31日 sokei くずし字解読 先祖附(天保11年12月23日) その11 くずし字解読 高曾祖父権右衛門、家督被為拝領、大組附被 祖父の祖父である権右衛門(当家六代)は、家督を拝領なされ、大組附を 仰付、有吉市左衛門組二、被 召加、組並之御奉公 命じられ、有吉市左衛門の組に加え […]
2022年11月7日 / 最終更新日時 : 2022年11月7日 sokei くずし字解読 肥後先哲偉蹟原稿 その4 くずし字解読 若殿様御近習ニ被召仕たる時分、或夜半ニ高見使して我小屋へ 若殿様の近習(きんじゅ=主君のそば近くに仕える役)に仕えた頃、ある夜中に高見は使いを出して自分の小屋へ 招く、何事にやと行て対顔す、いまた酒座の儘也 […]