稽古附　　高見嶋之助

文化九年九月

御目見仕候

平右衛門門弟ニ罷成同十年

正月より入榭（にゅうしゃ＝道場に入る）仕稽古仕候文化

十三年十一月平右衛門病死仕

同十四年三月嫡子田中甚兵衛

ニ家督相続被　仰付候直ニ門弟ニ

罷成文政五年閏正月

目録相傳仕候同六年十二月

甚兵衛病気ニ付願之通隠居

被　仰付嫡子田中甚助へ

家督相続被　仰付直ニ

門弟ニ罷成同十一年十二月

奥儀相相傳仕今以不絶稽古

仕候

又之充門弟ニ罷成同月より

入榭仕稽古仕候文政二年

九月目録相傳仕同五年

四月極意目録相傳仕

同六年三月又之充病気ニ而

願之通隠居被　仰付養子

磯野傳助へ家督被　仰付

直ニ門弟ニ罷成稽古仕ＸＸ

ＸＸ其後中絶仕候

御入門仕同十二月八日習事

聞相傳仕候

一　文政七年八月剱術槍術

心縣厚出精芸術も相進

候段於講堂御賞御座候

一　天保九年已來田中勘助儀之

＜仕居申候＞

右之通御座候以上

＜射術＞

一　天保八年正月茂見惣兵衛門弟ニ罷成

同年三月入榭稽古仕同十二（月）七日より