先祖附下書 政久吟味置

熊本大学附属図書館 高見家文書 #3005

先祖附の内に関ケ原御陣の

節、従

三斉様重キ御意茂御座

候由申伝候ト、相見御家譜の

内に右之通有之、此事ニ而も

可有御座也、調置

 

一 和田庄五郎重治後高見

権右衛門骨折手負候也、武藤

つぶらの邊ニ而、忠興公加藤

氏御上り被成候時、味方先か

ら立られて來りし時、向之

岸に抱て居たりしに忠興公

御詞を被懸、庄五郎逃ルなと

被仰ける時、中々と申てふり

よかりし也、始ハ大和大納言秀長

卿之小姓たりしを、御貰被成、

弐百石被遣候が、此後五百石

ニ而番頭に被成候

政久吟味置

 

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